乗車日記

自転車ときのこ

ミノス王の迷宮

昨日は箕面の滝あたりで友人主催のオリエンテーリングに参加してきました。初めて阪急箕面線にのって、駅前に3時集合。軽い気持ちで参加したのですが、地図を見ると19個もチェックポイントがあり、それも地図に書いてあるような道の上には殆どないという状態。その上6時半を過ぎれば暗くなってくるのですから、山から出てこられるかどうかすらも不安に思えてきました。イベント名がMinoh's Labylinthというだけあります。
4時前にはスタート。ちょっと山側に進むとスパーランドのエレベーターが聳え立っていて、これを使って高度を稼ごうかと思ったのですが、後ろから走ってきた知り合いに見られてしまったので、歩いて登ることにしました。最初のうちは距離感がつかめず(いつもは自転車なのでスピードが違うのです)行き過ぎてしまったりしましたが、3個目のチェックポイントあたりから地図と感覚が会うようようになってきました。

(Remyさん撮影)
自転車なしで自分の体だけですので、道がなくても自由に登ったり降りたりできるのはとても新鮮で、コンパスを見ながらひたすら直進というやり方を多用してしまいました。コースの半分ぐらいで猿の大群に遭遇。林道の上に並んでお食事中の様子。ちょっとびくびくしながら、横を走り抜けようとしたのですが、500メートルぐらいこれが続きました。

一旦舗装路に出て、箕面の大滝から山に入ったあたりで日暮れ。ヘッドランプをつけて再出発。見える範囲が急に狭くなります。しかし、別の側面も。他の参加者が近づいてくるとかなり遠くから分かるのです。チェックポイントあたりから10番以降、ほかの人に全く合わなかったのですが、15番で友人のMさんに遭遇。その後も、2〜3人ほどと別れてはチェックポイントでまた会うというのを繰り返し、最終チェックポイントでは私を含めて2名。それから街に向かってくだって言ったのですが、足が痛くてスピードが出ず、遅めの到着。
着いて見ると1位、2位のひとは1時間以上前に着いていて、3、4、5が8時前に到着という具合。3位はMさんでした。そしてチェックポイントを全部回ったのは5名のみでした。風呂に行く余裕もなく、ペーパータオルで体を拭いて服だけ着替えて打ち上げの宴会へ。自分でも驚くほどの汗で、シャツもズボンもびしょ濡れでした。宴会ではGPSログを鑑賞したりして、かなり飲みましたが、11時が終電なので京都組3名はそこで脱出。

前半元気なうちに撮影したきのこ。


日が暮れてから、闇の中でヘッドランプの光に浮かび上がるきのこもかなり魅力的でした。撮影している余裕はありませんでしたが、あれはたぶん写真では残せない感覚です。