乗車日記

自転車ときのこ

増補改訂 帝国陸軍機甲部隊

読了、増補改訂 帝国陸軍機甲部隊。
前半は戦車の誕生から2次大戦前までの技術史、後半は日本の戦車部隊が辿った歴史。初版は昭和49年の本ですが、この辺りの歴史に疎い私には大変興味深いものでした。色々と事情はあったのでしょうが、日本軍における対戦車能力の軽視はなんとも言い難いものがあります。侵略戦争、そしてその結果の防戦ではありますが、現場の将兵は命令されたらやるだけ。そこで使う兵器が相手の戦車の正面装甲を全く打ち抜けないものというのは。。。戦闘と将兵の運命が、はるか以前に机上で決まっているということが何度か述べられていました。