乗車日記

自転車ときのこ

東ライド

 今日も東の方に乗りに行った。実は北部方面に行くより近いことが分かって、一気に敷居が低くなった。9時にJRの駅前に集合する。Mさん、Kさん、久しぶりのYさん。水路沿いに東へ進み、主要国道へ出る。この辺りは迷路のようで、しばらく住んでいたことがあるのに未だによく分からない。今日ももう少しで高速道路(のような道)に突入する所だった。
 地下道を使うなどして正規ルートに復帰後、途中から階段担ぎ上げて北へ向かう道に入る。頂上は大変見晴らしがよく、近江の主要都市がよく見える。そこから尾根上を北に向かって走り、交差点の所でお宮にお参りする。石碑がいっぱいあって古そうなお宮だった。いつも横を通るのだが、御宮さんがあることは知らなかった。ちょとびっくり。

 ここからはいつもの道。楽しく走る。Yさんは久しぶりに走るということだが、とてもそんな風には見えない。体力はともかくテクニックはばっちりだ。前回上れた挑戦ポイントの坂は少し濡れていたため最後の所で滑ってしまった。残念。さらに見晴らしポイントまで行き。そこから楽しい下り。

 前回来たときよりもずっと雪が積もっており、ややバンクがある連続カーブを下るのだが、切り返しのときに横滑りする。少し前までは怖かったのだが、最近雪の中をよく走っているので、この滑る感覚が楽しくなってきた。鉄塔でいったん止まり、さらに急な最後の下りに向かう。路面は悪かったがここも楽しく走れた。

 ちょっと休憩した後、さらに北に向かうことにした。丸太の転がる緩斜面を上り、石のゴロゴロした坂を上り、最後の急になった所で足をついた。この辺りは雪はない、少し担ぎ上げてから、今度は山の東斜面に沿った道を進む。東斜面に出たとたん、雪があった。

 林道と交わった所から西に折れ、ガレた溝の中を下る。あまり人が通っていないようで木も頻繁に倒れている。舗装道路に突き当たった後、それを上る。かなり急な道路だ。その上、雪。さらには氷が張っている所もある。一度、氷に突入して、後輪が空回りして、ローラー台のようになってしまった。最後はKさんと競り合ったが、ちょっとしんどかった。

 突き当たりまで上って、そこで食事。Mさんがバーナーでお湯を沸かして、暖かい飲み物を入れてくれた。有り難くいただく。しばらくだべった後、南斜面に斜めに沿った道を上って行く。どんどん傾斜がきつくなり、最後は足をついてしまった。

 上の方はまた雪。楽しく乗ってどんどん進み、アンテナのある所まで来た。ここはいつも雪が積もっているのだが、今日は特に凄かった。スキー場と変わらない。皆の靴の底をみると雪が固まって分厚くなっている。特にYさんのは10センチぐらい固まりになっていた。

 そこから笹薮の中に入って行くのだが、入ると急に下りになっている。しかし薮の外からは見えないので入るまで路面を確認できない。いつも怖いのだが、今日は路面が悪そうだったので特に怖かった。案の定、つるつるすべって大概危なかった。まあ転けずになんとかこなし、さらに進む。

 そこでYさんがパンク。見るとただのパンクではなく、タイヤ自体が3〜4センチほどさけている。恐ろしい。パッチやら、シールやらを貼って応急処置。しかし空気を入れるとタイヤの裂け目が膨らみつつある。

 まあ下まで行こうということになって、西へ進み、ピークを越えてから正規ルートを下る。今日はハイキングの人が少なかろうということで、久しぶりにこっちにした。根っこが連続している所が多く、はねやすい。

 フォークの性能に任せて、調子に乗って下っていると、だんだん反応が追いつかなくなってきた。ヤバいなと思っていると、ちょうど縦に伸びた根っこに出くわし、判断を誤って根っこに沿ってタイヤが変な方向にすべり、転んでしまった。右の手をつき、肘あたりと、腰骨の辺りをしたたかに打った。人間がショックを吸収したので、マシンは何ともなかった。譲ってもらったばかりの手袋も大丈夫だった。

 だいたい、転けるときのパターンはいつもこうだ。やはりスピードの出し過ぎはいけない。重要レース直前というのも前回と同じだ。今回は縫うようなけがではなかったのでそれだけは助かった。

 痛みを我慢しつつさらに下る。またもや根っこだらけの急斜面に出くわす。数年前は全く歯が立たなかった所だ。Kさんは結構うまく下って行く。私もちょっと見苦しいながらも一応クリアーできた。転倒のダメージがなければ、もう少しましに行けたかもしれないが。

 後は、道が沢山交差している所まで出て、お寺の裏山を下る。お寺の中は案外人が少なかった。年末年始で出尽くしたという所かな。Yさんのタイヤも、最後の方は自主規制で押している所もあったが、なんとか持ったようだ。

 ここで3人とはお別れして、家路についた。平安神宮の近くを通ったが、成人式の帰りの人がいっぱい歩いていた。家についてタイツを脱いでみると、腰骨の所の皮膚が結構えぐれており、皮膚の表面の層はどこかに消えていた。どこに行ったのだろう?風呂で洗って、傷が早く治るという絆創膏を貼ったので大丈夫だろう。それよりも、少し筋肉にダメージが入っているようで、ある所に力を入れるとぴりっと痛いのが気になる。とれとれまでには直ると思うが、やはりレース前は少し抑えめでいくのが肝心だ。