乗車日記

自転車ときのこ

太平記五とか、散歩とか

なんだか昨日の一本目の山で腰を痛めたようです。自転車の姿勢だと大丈夫なのですが、背筋を伸ばすと痛い。一晩寝て少しましになりましたが、大事をとって今日の朝ライドはパス。
起きてから延々と太平記を読んでいました。

5冊目は第三十巻から第三十六巻まで。第二十九巻から続く尊氏と弟の直義の争いに決着がつき、直義毒殺?そのあと尊氏も逝去。その間、南朝が京都を占領したり、また失ったり。義詮の代になっても戦乱は続き、幕府滅亡から二十七年経っても、京都市内で戦闘が起こる状況。とんでもない世の中です。どこでたがが外れてしまったのでしょうか。

そんな中でも佐々木道誉婆娑羅ぶりが全開です。南朝に京都を攻略されて逃げ出す時に、屋敷を飾り立てた上に、一献進めるために遁世者を二人残しておくといったエピソードが語られます。

これと比較して、著者(集団)は南朝および後醍醐帝に批判的なようで、後醍醐帝が悪魔に変貌しているのを夢で見る挿話があり、別本では天狗になっている挿話があります。さらに、なんと醍醐帝ですら地獄に堕ちて責め苛まれているといった挿話が入っています。まあ書いているのは坊さんですから、そんなものなのでしょうが、よく検閲を通ったなとと。義満周辺も巻三十五とかまでは読まなかったんですかね。

それはそうと、家から一歩も外に出ないのは精神的によくないので、夕方ちょっと散歩に出かけました。近所の水路の立体構造が気になっていたので、調査。



高低差をこなしつつ、道を渡って水は流れています。袋小路が多いため、すぐ近くなのに入ったこともない場所が多いので、探検し甲斐があります。



色々と謎な通路や建物を見つけました。