乗車日記

自転車ときのこ

初ATG

今年になって初めてATG山に行ってきた。7時に集合し、林道を延々と1時間ほど登る。今日の参加者はMOさん、KKさん、IGさん。前回(去年の11月)に来たときに飛ばしすぎてふらふらになった教訓から、抑えめのペースで登って行く。途中でおなかがすいたので走りながらゼリーを食べた。上のシングルの入り口で一休みしたい所だったが、ハイキングの人が沢山やってきたので、お互い邪魔にならないように先に出発した。
 路面状況はよく、テクニカルな上りの多い道だが、どんどん登って行ける。後半に備えて抑えて行かなければならない所だが、楽しくてついつい乗りすぎてしまった。上の分岐までたどり着き、ここで一休み。
 最近流行の山座布団を持ってきた人が4人中3人。唯一持ってきていなかったIGさんも所有しているとのこと。山座布団の快適性について議論が弾む。ここでさらにおなかがすいたので、持って行ったパンを2個とも食べてしまった。
 しばらくしてからJZO山に向けてダブルトラックを走る。シングルへの分岐地点から下の町がよく見えた。この町はいつも霧に埋もれているのだが、今日は珍しく見渡すことができた。
 シングルに入り、調子よく走っていたが、一回目の登り返しでラインがぶれて止まってしまった。その横をMOさんが登って行く。私も気を取り直して乗り直し、追走する。二人とも最後の電波反射板の手前の段差で足をついてしまったが、ほぼ登りきることができた。
 ここからもう一度下って頂上への登り返し。今度は変速タイミングが遅くなり、前のギアがインナーに落ちず途中で止まってしまった。もう一度乗り直して後はなんとか足をつかずに頂上へ到着。どうも今日は上り返しでのミスが多い。
 ここでまた一休みしていると、エンジンの音が聞こえてきた。オートバイが5台ほど上がってきたのだ。ちょっとびっくり。先に行ってもらって後から出発したのだが、オートバイ組はすこし先で上りの練習をしていたようで、結局こちらが先に下ることになった。
 ここの下りは極上。最初のうちは道の両側の木をよけながらスラロームのように進むコース。そして途中から広めの斜面の激下り。今日は激下り領域の道の真ん中にある溝が落ち葉で埋まっていた。いつもは溝が深く、落ちると大変なのでラインに気を使うのだが、今日は溝の左右を自由に行き来できたので大変走りやすかった。いったん平坦になった所で後続を待ち、後半のボブスレーコースを楽しんで舗装道路まで降りた。
 農協の自販機まで行きジュースを飲んで、最後の食料であるスニッカーズを食べた。この時点で10時半ぐらい。上りは3時間、下りは15分という計算になる。エネルギー的にかなり不経済なコースなのかもしれない。
 ここから舗装路でAKGに移動し、またもや極上のシングルトラックを楽しんだ。ここは前の山と違って尾根道が多い。ゴロゴロと石が転がっている高速コースもあり、フォークの性能がよくわかるコースだ。KKさんは新しいフォークの初乗りだったのだが、調子は上々とのこと。前のフォークから300グラムぐらい軽くなった割には、剛性や動きの点でほとんど問題点を感じなかったということだった。
 私もフォークをSIDからマルゾッキに変えてからここに来るのは初めてだが、石ころコースでかなりスピードを出しても安定にラインがとれることにびっくり。改めて剛性の大切さを実感した。
 後は舗装道路を通って、一つ峠を越え、無事に京都市内に戻った。ここで1時ぐらい。MOさんの家の近くにできたというイギリス風パイの店に寄ってパイを買って帰ろうとしたが、なんと日曜日は定休日だった。残念。家を目指して走り出したが、たどり着く寸前にハンガーノック状態になり、ふらふらになりながら1時半ぐらいに帰り着いた。
 昼食を食べてからすこし昼寝をしたが、7時間近く外を走り回った割には花粉の影響はあまり出ていない。昨日は2時間ほどしか走らなかったにも関わらず、とてもしんどかった。因果関係がよくわからない。どういうことなのだろう。