乗車日記

自転車ときのこ

すばらしい

本日初めて新車で本格的に山を走ってきた。NHK杉とD山、そしてSGM坂。楽しくて楽しくて笑いが止まらなかった。つきあっていただきましたAKさん、IGさん、ありがとうございました。
フレームの感想をまとめると以下の通り。
1.  微振動を吸収してくれる。
2. 車体を倒して曲がるのが大変素早くできる。
3. ぐいぐい上れる。
4. 正確にラインがとれる。
 大きな衝撃の吸収はコナのスチールフレームの方が良かったと思うが、それ以外は段違いの性能だ。ハンドルが高いと思っていたが、これでも前よりもずっと安定して上ることができ、これまでちょっとしんどいと思っていたところをいずれも余裕を持ってクリアーできた。前はよく前輪が浮き上がって、ラインがとれなくなっていたが、新フレームでは浮き上がりが無く、思った所に進むことができて、安定した上りができる。ホイールベースが伸びたことで後輪ハブ軸から見た慣性モーメントが増大したことがひとつの原因。トップチューブが長くなったので、サドルを前に1〜2cm動かしたことで、前の方に重心が移ったということがもう一つの原因だろう。これで上りは十分なので、下りのことを考えると、この高さで良いという気がする。
 下りの方も急傾斜の所はヘッド剛性アップのおかげでラインが正確にとれるのと、ホイールベースが伸びたおかげで前転しにくくなっているのとで、楽々行ける。特に、前後方向のヘッド剛性は何倍もアップしており、特に急斜面でハンドルを切って曲がろうとしているときに、タイヤに対するヘッドの位置が動かないので、余裕を持ってラインがとれる。またハンドルが高くなった効果もあると思う。
 平坦や緩い下りでは、ハンドルを倒したときの反応に遅れが無いので、取り回しが大変良く、シングルのくねくね曲りも余裕を持って対応できる。ヘッドチューブが長いことなどで車体のロール方向のねじりに対する剛性が高く、ハンドルを倒したときにフォークに対して車体の後部が遅延無く倒れるので、曲がりやすいのではないかと想像している。
 あとは今日はかなり休みを入れながらとはいえ、走行時間は4〜5時間に達したが、その割には体が疲れていない。カーボンの微振動吸収効果かもしれない。これについては休みなしで走ってみて再検証する必要がある。
 心配していたフォークコラムの突き出しが足りない件だが、少なくともトムソンのステムでは今日走って全くヘッドのゆるみはなかった。案外大丈夫なようだ。ステムを貸していただいているNOGUさん、ありがとうございます。
 足付きやスタンドオーバなども心配していたが、実際に乗ってみると全く問題なかった。完全な取り越し苦労だった。