乗車日記

自転車ときのこ

シクロ日吉

tasano-kona2006-12-10

今日は府民の森ひよしで開催された関西シクロ第3戦に参加してきた。
 朝、またまたAZさんの車に乗せてもらい、会場へ。京都市内は晴れているのに、老の坂を超えると雨模様。会場の日吉もずーっと曇り、たまに雨がぱらぱら。なんだか最近のレースはすべて雨。いい加減慣れてきた。
 ちょっともたもたしているうちに試走の時間は終わってしまったので、そのまま撮影に入る。結構忙しい。まずはCL3、そしてCMが始まる。合間にCL3の表彰式。そしてCMのゴールを撮影。つぎにC3Bが始まるまでの隙間に試走する。急いで走ったので体が温まらないうちに飛ばしてしまい、太腿が少し痛くなった。試走が終わってすぐにカメラを取り、C3Bのスタート、続いてCL2を撮影。そしてゴール。これで一段落。
 それからしばらくアップ。12時半に津田さんの店でスタートアップマッサージをしてもらう。その間に足の親指が両方ともつってしまった。ミネラルが少ないのではとアドバイスを受け、早速友人のH2Oをもらい、アミノサプリを飲む。さらにアップしてスタートラインへ。
 並ぶのがちょっと遅かったので、珍しく最後尾からのスタートになってしまった。服装は上下半袖にアームウォーマー。結果的には少し寒かったか。スタート後、できるだけ前に行き、シクロ車に対して優位が保てる下りでがんがん飛ばして少しずつ順位を上げる。このコース、下った後、曲がりつつ、また登って行く箇所が多い。できるだけスピードを殺さずに曲がって、上りに入れればエネルギーがかなり節約できる。ディスクブレーキの優位性が発揮できる所だ。
 また一カ所、きつい上りがあり、皆押して上がっているのだが、ここを乗って行くことで、一人二人抜く。登るスピードは変わらないが、乗り降りの時間がないので、少し速い。直後の下りで先に入れれば、そのまま引き離せる。
 1周目かなり飛ばしたので、心臓がきつくなり、2〜3周目は少し抑えつつも、機会があれば少しずつ前にでる。そのうちに、直前を走るシクロ車が一台、その後に私という状況がしばらく続くようになった。前の人、結構下りがうまく、追い抜く隙がない。
 ぐるぐる回っているうちに、なんだか外国人の応援が多いことに気がついた。よくよく前の人を見ると昨年はCMに出ていたビンセントさんだった。うまいはずだ。無理をせずにそのままついて行く戦略に変更。溝の蓋の上を走って泥の抵抗を躱すラインなど、いろいろと技術を学びつつ、楽をする。
 そして先頭集団がラスト一周に入った段階で、勝負に出てみた。くだんのきつい上りの後の隙を襲って前に出て、下りラインへの侵入を先に制し、そのまま思いっきり下る。少し引き離すことができた。相手も気持ちが少し切れたのか、追ってこない。
 そのまま全力でペダルを踏み、一周回る。残り1/3周をきったというあたりで、カーブで膨らんだシクロ車の人を躱す。さらに踏み込み、Uターンなどを利用して、15メートルは引き離したか。
 そして最後の舗装路の上り50メートルほど。サスをロックし、ギアを落とし、立ちこぎに入る。ここで思わぬトラブル。ギアががちゃがちゃ言って、うまく入らない。力を入れるとだめなようだ。しばらくばたばたして、最終的にはもとのようにギアをロー側にあげ、立ちこぎに入ったが、その間に後ろのシクロ車が迫っていた。慌ててダッシュするが間に合わない。ゴール前に抜かれてしまった。これはとてもとても悔しかった。どちらかと言えば、消耗後のスプリントには自信があったのに。
 もっとちゃんと整備しておけば良かった。普通の状況で動いていても、極限状態で動くかどうか、そこまで想定したメンテナンスが必要だ。思えば先週の山ライドでの変速機の不調はこの前兆だったか。
 それはともかく、ゴール後は泥だらけの体と自転車をキャンプ場の炊事場で洗った。面白いことに、スタートアップオイルを塗っていたおかげで、足の泥が奇麗に取れた。それから友人たちが作ってくれていたうどんとたこ焼きをありがたくいただいた。
 その後、結果を見に行ってびっくり。10位だった。自分では15〜17位ぐらいがせいぜいだと思っていた。ビンセントさんについて走っていたときに、垂れてくる人を結構追い抜いていたのかもしれない。今年はC2を維持できる成績を出したら、あとはやめようかと思っていたのだが、この結果を見てさらに何処まで行けるのか見たくなってきた。
 来週の福知山にエントリーすると、昼はレース、夜は飲み会となってしまい、家庭内不和を引き起こすことになるが、どうしよう。しかし、こういうものは調子が大切である。いまやめると2度とこんな調子の良い時期は来ないかもしれない。うーん。