乗車日記

自転車ときのこ

イギリス史10講 読了

一応読み終わったが、十分理解できたとは言えない。そもそも「政治の起源」のあとに「アングロサクソン年代記」を読み始めたが、ちょっと分かりにくいので何かないかと思って本屋さんでぐるぐる回っていて見つけた新刊。しかしながらカエサル上陸からノルマンコンクエストまで20ページで終わってしまった。まあ、前書きにあるので分かってはいたが。
 コモンローの成立過程は前よりは理解が深まった。そもそも民族が入り乱れる地であったことが影響しているらしい。しかし、そもそもこの本は、色々な本を読んでいく上でのガイドラインのような意図で書かれている部分もあると思われ、細かいところまで説明されているわけではない。今後、引用されている本をたどっていきたいと思う。
 なによりも記述の中心は16世紀以降。宗教、政治、経済、文化、その他も含めて本当に沢山のことが書かれていて、まだ整理して理解し切れていない。上述のように、引用先にも当たりつつ何度か読む必要がありそうだ。また、この本で引用されている本や映画は基本的なものなのだろうと思うが、まともに当たったことがないのが殆ど。たまに読んだり見たりしたことがあるものが出てくるときだけほっとする。それでも、英国史のひと通りの流れがそれとなく分かったので、興味のあるところからこつこつやっていきたい。
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