イギリスのヨーロッパ連合離脱が国民投票で決まりました。正直この結果には驚きました。タイヤの発注は読みを誤ったということになります。
いつもポッドキャストで聞いているBBCワールドニュースでも、当然ですが特集をやっていました。
キャメロン首相の演説で、結果は、自分の考えとは異なるけれど、英国には未来に関する重大な決定を平和な話し合いによって行える力があるということだ、というようなことを言っていたのが印象的でした。
このニュースによるとロンドンでは残留派が70%で、ウェールズだと17/22=77%が離脱派、シェフィールドやマンチェスターでは52%が残留派とずいぶん温度差があるらしいです。
ところで、キャメロン氏はBritain, British decisionと言っているのですが、スコットランド支局のレポートに変わった途端、UK's decisionという表現に変わったのも印象的でした。スコットランドは62%が残留派だそうです。
北アイルランドは統合問題もあり、また離脱となるとEUに入っているアイルランドとの間に地続きの国境が出来るだけに、報道では「かなりsensitiveだ」というのを連発していました。56%が残留派だそうです。
二度の大戦を鑑みて、ヨーロッパに戦争を起こりえないようにするというのがEC,EUの大きなインセンティブだったと思うのですが、海に護られた英国にはその危機感は少ないのですかね。議論も経済や移民問題が主だったように思います。