乗車日記

自転車ときのこ

偶然か、それとも必然か

今日はMTBで東北方面に行ってきた。植物園集合。集まったのはMUさん、AKさん、AZさん、IGさん。ロードでやってきたMUさんは8時までに家に帰らないと行けないので、山には行けないとのこと。でも久しぶりに合えてよかった。
 紅葉真っ盛りの神社や寺院の横を抜け、シングルよりちょっと広いトラックを延々登る。思ったよりきつくて長い。TRIとBTHの分岐で一休みしてから、TRIへと向かう。最初のうちは結構難しいシングル。
 前回11月の始めにきたときは全然駄目だったが、今日はほとんど乗って登ることができた。昨日の経験を元に、後輪への加重を意識しつつ、前が浮かないぐらいの前輪加重も心がけて乗ることで、かなり安定した上りができた。ちょっとした意識の仕方の違いでずいぶんと違うものだ。
 この辺りから、スプロケのロー側にチェーンが落ちるトラブルが続出。どうも昨日、リアディレーラをぶつけて調整が狂ったらしい。ちょっと止まってAKさんに調整してもらい、ばっちり変速するようになった。
 きつい上りをこいでいるので、動いているうちは暑いのだが、止まるととても寒い。ポラールの温度計は1度を示している。家を出たときは3度だった。2時間ほど経って日も昇ってきているのに、気温はどんどん下がっている。山に登っていることもあるが、やはり私の住む西南部よりも東北部は1、2度は寒いのだろう。
 ちょっと時間がなくなってきたので、予定を変更して尾根道まで担ぎ上げ。そこから下りはじめる。こちらのトレールも落ち葉でふかふか。楽しく下っていたところ、一人のハイカーに出会った。
 止まって挨拶をしていると、相手からあっという声。私の方もピンと来た。そう、昨日、KTGでであったのと同じ人だ。京都の西の端と東の端で2日続けて出会うとは、すごい偶然だ。それも、両日とも出会ったハイカーは彼一人。つまり、こちらもあちらもこんなに朝早く山にやってくる物好きということ。
 逆にそれを考えると両者が出会うのは必然とも言える。つまり、このような物好きが何の関連も無く2人存在しているという確率自体は低いが、逆にそれが成立しているという条件のもとでは、両者の行動パターンは似ているので、お互いに出会う確率は高いと考えられる。いずれにしても面白い。
 少し立ち話をして、また走りはじめる。最近よくくるコースだが、落ち葉があるとまた違った感じで楽しい。ここにはいくつか難しいセクションがあるが、特に斜めの段差と鉄パイプが組合わさった箇所が恐怖感抜群で、いつも躊躇してしまう。
 今日は先日KKさんから聞いたラインを試してみた。イギリスからきたライダーがそのラインを取ってクリアーしたらしい。私もやってみた所、鉄パイプの根元に正確に侵入する必要があるが、入ってしまえば全く普通に走ることができた。何度も来ているのにそのラインは怖そうで挑戦したことが無かった。異文化交流ってすばらしい。
 BTHまで降りてきたのが9時40分ぐらい。10時に帰ると言っていたが、さすがに20分では不可能だ。AZさんと先頭交代をしつつ、思いっきり飛ばして帰った。途中で団子を買ったりしたので、家に着いたのは10時半ぐらい。
 その後、子守り。しかし眠たくてちょっと昼寝してしまった。昼から一緒に四条に出かけたが、ちょろちょろして大変だった。モンベルでメッセンジャーバッグを購入。バイクラに載っているのを見て、欲しくなっていたのだ。衝動買いはいかんと思いつつ、便利そうなので買ってしまった。
 レインジャケットも欲しかったが、これを買うならクランクが買えるのでやめにした。しかし、今使っているレインジャケットは小学生のときに買ったものなので、もう25年も使っている。いい加減にゴアテックスの穴が詰まっているような気がする。ああ、いろいろ欲しいものがあって困る。