乗車日記

自転車ときのこ

ゴールまで

ルートに沿って進むが、尾根道も、ピークを巻いている斜面の道は全く乗れない。のれないのでピークに行く気がせず、巻き道を進む。しかし地図は尾根上のピークを通る道。だんだん感覚がずれてきて何処にいるのか分からなくなる。いったん別の尾根に入りかけ、方角が違うので気がついてもどる。訳が分からなくなってきたが、無理矢理尾根道に戻ってみると赤テープがあり、正規ルートから外れていないことを確信する。ここでMTさんは巻き道を行っていたので、赤テープは見ておらずかなり不安になってきた模様。幾つか分岐があり、MTさんは不安になって引き返す。自分は合っていると確信して前に進む。しかし、巻き道を行くとだんだん分からなくなり、また尾根に戻ってルートを確認したりして進む。この間全く乗れず。ひたすら雪中を担いで進む。
 そうしているうちに左から人の声。MTさんが後続のYTさんと合流して追いついてきたようだ。自分は少し西側に巻きすぎたようで、時間がかかってしまったらしい。YTさんはいつも優勝しているような精鋭。今回はインナーが曲がって使えないというマシントラブルで遅れていたが、担ぎ区間になるとめちゃくちゃ速く、追いついてきたようだ。
 こうなればYTさんについて行って、今日はタイム差なしを狙い、勝負を明日に持ち込むしかない。ぴったりついて担ぎ、途中から乗れるようになったので、乗ってついて行く。ここからはノリノリトレイルになって、楽しく走る。QP6の赤テープを確認。QP5までは答えを紙に書いていたが、ここからはそんな余裕は無く、一瞬で走り抜けながら答えを確認する。忘れないようにしなければ。そうしているうちに途中でOさんが追いついくる。乗ったり降りたりしている時に、一瞬ペダルが嵌らなくなる。その隙にYTさんとMTさんが見えなくなり、違う分岐に一瞬入って遅れる。さらに自分がこけてOさんと交代、かなりまずいかと思ったが、OさんもQP7のワンカップ酒を見落として後退。カリカリ下っていると先行二人になぜか追いつく。一緒にQP8のビールの銘柄を確認し、3人で団子になって下る。最後にYTさんがチェーントラブルで遅れ、MTさんと二人で舗装路へ。20メートル位しかなく、かつ曲がりくねった舗装路で意地になってスプリントするも自分は2位でゴール。すぐにYTさん、Oさんもゴール。お互い健闘を称え合う。