乗車日記

自転車ときのこ

御髪神社の池、西山地蔵院。

朝急に蓮の花が見たくなって御髪神社の池へ。激しい雨が降ってきて、お陰で1時間ほど鑑賞できました。


帰りに西山地蔵院。今読んでいる本に詳しい由来が出ていたので寄ってみました。地蔵院には600年前の創建時からの文書が多く残されているそうです。



初代住持の碧潭周皎師も、細川頼之公も自然石のお墓。側のアラカシの木は2018年に台風で倒れてしまったそうです。以前に来たときにはあったのかな?覚えていません。


人が少なかったので、庭を見ながら本の残りを読み終えました。葉室家から地蔵院に茨木の下司職が寄進されているそうですが、南隣の葉室家菩提寺の浄住寺との関係なのでしょうか。仁和寺から地蔵院に寄進された阿波の土地は、阿波守護である細川家の力で年貢を徴収してもらって半分は仁和寺に返してもらうという契約だったそうです。同じような契約だったのかなと想像してますが、本当はどうなのか知りたいところです。



細川頼之公の海南行、タイトルからすると康歴の政変での阿波への没落を踏まえての詩なのでしょうか。満室の蒼蝿、掃えども盡くし難し、というのはかなりの情念が込められている気がしました。これを襖に揮毫したのが細川元総理なのですが、ご先祖と同じような気持ちだったのかもしれないなと想像していました。

おまけ:今日のきのこなど。