乗車日記

自転車ときのこ

トラック競技

今日は競輪場でトラック競技普及大会に参加してきた(私の自転車はロードなのでロードレーサーの部)。ケイリン、ポイントレース、1kmTT、速度競争、スクラッチの5種目に出場した。思いきりスプリントを楽しむことができた。
結果は、ポイントレース(8キロ走って2キロごとにスプリントポイントがある)の4位と、スクラッチ(4キロのミニロードレースで着順で順位が決まる)の4位が最高で、あとはそれ以下だった。
 ケイリンではゴール付近がとても密集していたので、怖くて前に出られなかった。結局、予選落ち。
 ポイントレースでは初回のスプリントポイントをトップで通過することができた。これで5点を確保。その後、落車に巻き込まれかけるというハプニングに襲われた。バンクの上から転けた人が降ってきて、私の右側面にぶつかった.もうだめかと思ったが、なんとか転けずに走り続けることができた。あとで見たらふくらはぎに相手のチェーンリングが突き刺さった跡が残っていた。
 そんなこんなで、4キロ目のスプリントポイントは点が取れず。6キロ目はなんとか4位で入り1点を確保。しかし最終ゴールの1周(400m)前あたりで先頭に出てしまい、このまま行けるかと思って走り続けたが、最後のバンクあたりで後ろから仕掛けられ、追いて行くことができず、点が取れなかった。いったん後ろに下がれば良かった。
 そのあと飯を食って帰ってきたら1kmTTが既に始まっており、慌ててアップに入った。しかし、いまひとつ体が温まらないままに走ることになり、1分28秒という結果に終わった。去年が1分24秒だったから、不本意な結果だ。まあ仕方が無い。
 その後、競輪場に備え付けの3本ローラ台を自由に使ってよいことを普及大会参加3年目にして初めて知った。早速乗ってみたが、ふらふらしてめちゃくちゃ怖い。しかし、周りを見ると、誰も彼も自在に乗りこなしている。10分ほど格闘した後、なんとか走れるようになった。しかし気を抜くとすぐにふらついてしまう。走行感はリアのみのローラ台とは比較にならないぐらいに良い。普通に道を走っているのと同じような感じだ。家にも欲しい所だが、既にリアドライブのものがあるし、購入はちょっと難しいだろう。
 つぎの速度競争は、先頭責任というややこしいルールがある。1回ずつ先頭でホームストレートとバックストレートのラインを横切る必要がある。5周しか走らないので、この条件はなかなかきびしい。最初の周回で先頭を取ろうとしたが、皆考えていることは同じで失敗。少し後ろで足を休め、3周目ぐらいに仕掛けたが、ホイール半分ぐらいで取れず。そこで、そのまま先頭を走って次の半周目で摂ろうとしたが、そこでも後ろから来た人にやられてしまった。結局、先頭責任を果たせないままゴール。よってDNFみたいなものである。
 その後、スクラッチ。これは10周走ってゴール着順のみを競う。今日のスケジュールではなぜか速度競争が終わってたった10分後に始まった。まだクールダウンが終わっていない。まあアップが十分できているとも言えるが。疲れていたので、20人ぐらいの集団の最後について足を休める。集団には特に動きは無く、一丸となって走っている。
 残り三周になって、前の二人が飛び出し、集団との間に切れ目ができた。そこで私もペースアップ。外側を回って一気に前に追いつこうと試みる。同じように集団からオレンジのジャージの人とディスカバリーの人が出てきた。そのうちにオレンジの人が私を追い抜いて行ったので、その後について走ることにした。しかし、先行する二人とは50メートルほど開いている。自分で飛び出す勇気が無かったので、そのままずるずるとオレンジの人に追いて行く。残り1周になったところで、さすがにだめだと思い飛び出した。
 前の二人との差は詰まるものの、追いつけない。しかし3位ではゴールできるかなどと皮算用をたてていた所、バックストレートが終わるあたりで、ディスカバリーの人が後ろから鋭く仕掛けてきた。後ろを確認していなかったのはまずかった。あわてて追いて行くものの、足は売り切れで巻き返すことはできず、4位でゴール。順位はいまいちだったが、それなりのレース運びができたので満足だ。
 どのレースも上位入賞は果たせなかったが、落車無く一日を終えることができてよかった。一年ぶりのバンクはスピード感があり、また色々な駆け引きがあり、いつもテレビで見ているロードレースのゴールあたりのような雰囲気を自分としては感じることができた。大変充実した一日だった。1500円でこれだけ楽しめるのだから、京都車連と競輪協会には感謝しなくてはならない。そのうえ参加賞にポンプまで貰ってしまった。
 帰りにカフェタイムによって予約していた特売のコロンビアのコーヒーを購入。これがめちゃくちゃうまかった。全く雑味がなく、長い間香りの余韻を楽しむことができる。帰ったらビールを飲もうと思っていたのだが、コーヒーがあまりにうまいので、2杯3杯と飲んでいるうちにビールを飲む気がなくなってしまった。今晩寝られないかもしれない。